仙酔島に還る、そして生れる2
電車からの景色を見ながら、頭ではいろんな事を考えている
旅行に対するわくわく感や何か分かるかもしれないという期待、そんな事をぐるぐると考える
私の特性は、考えることが好きらしい
思考遊びをすることもある
そんな方も多いのではないだろうか
私は何なのか?
私の魂は何をしにきたのか?
そんな事を考えている
流れる景色を見ながら考えた一つ、魂に名前をつけてみる、ということだ
笑われるかもしれないが、本人は案外真剣である
私の魂に名前をつけたら?…魂に名前がついたら会話ができる?…視点が広がる?…魂の声が聞こえるかもしれない…聞きたい!
そんな流れで名前を考えはじめた
自分の名前から一文字ずつ取り出し、頭でつぶやいてみる
違うなぁ…
では、昔のあだ名やラジオネームで使ってたものを試してみる
これも違う…
それなら!と
あ から ん までを順番に頭でつぶやいてみる
この手法は、思い出したい名前や言葉を思い出すきっかけとしてよくやっていた
頭の中で、あーと言ってみるのだ
ら行までくるが、なかなかピンとくるものがない…
うーん、出てくるのだろうか…そう思いながら、りー、、、!
りり…りり?
りりさんだ!
一番しっくりきたので、私の魂の名前はりりさんとなった
それからは、りりさんりりさん!と呼びかけ、いろんな質問をしてみる
まぁ、そんなすぐには返ってこないわけで
それでも道中長いので、あんな感じかな?こんな感じかな?と、りりさんの姿を想像してみる
私はよく、2席向き合い席に座る
横と前の2席はだいたい空いてる
目の前に、成人ではない綺麗な長い髪の目の大きめな女性…おそらくりりさんはこんな感じなのではないか、というりりさん像が浮かぶ
りりさんはこんな感じなんですね?
もちろん答えはない
が、不満そうではない
このイメージであってるようだ
そのうち、ふっと寝てしまいしばらく経っていた
頭に、何かしらの音がなる
目を冷ますと、丁度乗り換えの駅に着くとこだった
ありがとう!りりさん
そんなやり取りをしながら福山駅に到着した
ここからは、鞆の浦港行きのバスに乗る
バスを待つ間も、いろいろな人がいる
この時期なのに、タンをやたら吐く男性
吐くだけ吐いたらその場を離れるのだ
そもそも、見えないウイルスには関心がないので、外では極力マスクはしない
見せかけだけの、予防してます体の、迷惑かけてません体のマスク、採用しない派なのだ
それでも、その男性の行為は、あまり気分はよくないものだ
バスで30分強で、鞆の浦港へは到着する
仙酔島に到着したい時間の隙間で、また、散策することにした
港の端まで歩いてみると、目の前に広がるキラキラした海と断崖、そして小さな神社があった
穴葉神社
鳥居の両端に、キツネさんがいるので稲荷神社系なのだろう
漁業の発展を見守ってきた、そして鞆の浦の漁主さん達に親しまれてきた神社のようだ
神社からの景色は、とても素晴らしいものだった
おそらく一般の観光先には入らないだろうが、ここにかける時間を取ってもけして損はない
さて、いよいよ平成いろは丸で、仙酔島へ上陸する
天気は良好!とても気持ちがいい!
いざ、仙酔島を堪能するとしよう