仙酔島に還る、そして生まれる7
移動したその部屋は、最上階の月浴の間
屋上に位置する長方形の空間だ
木彫りのお面もたくさん飾ってある、なんとも不思議な異空間
見の前と右手には、仙酔島のビーチや周辺の小島、皇后島が見える
この空間で、大空氏の誘導で瞑想をする
まさしく、メインイベントだ!
大空氏の瞑想は、呼吸に意識を置いたものだ
息を30秒吐いて、足の裏から頭の先までゆっくり息を吸う、少し止めてまたゆっくり吐いていく
掌を上にして膝にのせながら、目を閉じて、呼吸をしていく
大空氏の誘導の声も、何か違う次元からの音声のようで、会話をしていた声とはあきらかに違う
神がかっている
雨の音と建物のボイラーの音の中、瞑想が始まる
『目の前の、亀の様な島、亀の顔の辺りに、天宇受売命が真っ裸で横になっています』
『大きさは50m程』
『この島の上からは、光の柱が降りています』
『一度では難しいかも分かりませんが、この瞑想を何度かするうちに、神様からのメッセージが受け取れるようになる確率は高いです』
!、!!、!!!
聞いてるだけでツッコミどころ満載すぎて、
頭は、ビックリマークだらけである
瞑想を始めてから、何が難しいか…
この、息を30秒吐く ということだ
ちょっとずつ長めに吐いていくが、すぐ苦しくなる
苦しいので急いで息を吸うと、また吐くのも短くなる
これは一度では、いや出来るようになるには、なかなか簡単にはいかないようだ
『30秒息を吐く呼吸法が出来るようになると、末端の血流はよくなりますので、女性の冷え性は改善されます』
なんと?これは取得せねば!
自宅でも、瞑想はしていたが、深呼吸程度だし、日課になるほどではなかった
ここはぜひとも日課にしたいものだ!
ほぼ全員、喝!をもらいながら、瞑想は続く
しばらくは、肩にビ~ンと残る
残念ながら、光の柱も、天宇受売命も見えなかったが
左掌は、なにか、触る感覚はあった
ローマの道のように、瞑想覚醒の道は一日にしてならず!だ
それと、頭では分かってるつもりで案外出来てないのが、先に吐く、出すのが先 ということ
呼吸法をやろうとすると、息を吸ってる自分に気づく
宇宙の心理にがっちりハマれないのは、こういうことなのかと気づく
無意識に逆のことをしてしまってる
そういうこと、なのだろう
一泊二日のこの旅での出会いや経験は、まさに一期一会であり今回だけのものだ
あなたが、同じ旅行に来ていたとしても、感じ方も経験も、私とは全く別のものになる
十人いれば十通りの、それぞれの感じ方とそれぞれの経験
『この地球は、神様の劇場』
早く自分の役割を知って、演じればとても楽しい!
『こんなに面白いことはない』
『あなたの十八番は何か、役は何なのか』
『何の為に生まれてきたのか』
『仙酔島は神々のいらっしゃる島』
『沢山の龍神、龍たちが、あなたを待っています』
大空宗元氏の言葉が響く
まだ仙酔島に行ったことがないアナタ、まずは知っていただき、興味が湧いたらぜひ上陸することをオススメする
私の中の答えが見つかったかどうかは…
また、別のお話で、、、。
完
『仙酔島に還る、そして生れる』の動画はこちらで