仙酔島に還る、そして生まれる6
外はどしゃ降りなのだが、朝食の準備は進められていた
全員で餅つき!
室内での餅つきにはなったが、大人でも案外楽しみなのだ
最近では、杵と臼を保管しているところは少ないのではないだろうか?
あったとしても個人宅ではなく、地域単位だろう
こちらの餅つきは、蒸した餅米からついていく
餅米の粒がまだ確認できる状態だ
そこから餅にしていくので、最初は杵で擦り合せる感じでついていく
ある程度粒がなくなったら、交代で餅をつく
実際にやってみるとサマにならず、杵に振り回される感じだ
しかし、上手い方がつくと、ホントにペッタンペッタンと音がするのだ
なるほど!
変なとこで気づきを得る
つきたての餅をそれぞれで丸めてお椀に入れ、吸い物をかけてお雑煮の出来上がりだ
今回のお雑煮は、四国のものだとか
お雑煮にも実は47ヶ所それぞれの味や具の違いがあるそうだ
西と東だけではないのだ
食事の後、予定なら仙酔島を散策するそうなのだが、見事に雨
室内でお茶会の流れになった
すると雨の中、可愛い訪問者が!
たぬき二匹?
いや、なんか顔が違う
この写真を見て、あなたはわかるだろうか?
私は初めて見た
キツネ?という声も…
、、、、
答えはムジナ
目の周りが黒い方はタヌキ
少し鼻が長く黒くない顔の方がムジナ
実家は山手なので、もしかしたら小さい頃に見ているかもしれない
この時間は、朝食後のおこぼれが貰えることを知っているのだろう
なんとも賢い
雨の中、餅を取り合って食べている
動物の世界では弱肉強食が当たり前、仲良く半分コなんてことは入っていない
すばしっこさや押しの強さがものをいう
もし自分が動物なら…食べていけただろうか…
そんな事を考えながら、別の部屋に移動をする